昔話家庭編1 病院で子どもが泣いたとき 2016年01月11日
もう子育ても終わり、また教員も辞しているので、少しばかり、昔話を書いていくことにしましょう。
病院で子どもが泣いたとき
17年前、ぼくはある病気で数週間入院していました。見舞いに来ていた家族と待合室で話をしていました。
何が理由だったか忘れましたが、下の娘(当時6才)がめそめそしはじめ、泣き出しました。
ぼくは目の高さを合わせゆっくりと娘に言いました。「ここにいたかったら泣くのをやめなさい、泣くのをやめなかったら病院にはいられないんだよ」てね。
娘は泣くのをやめませんでした。眠かったのでしょうか。
そして、ぼくは娘を抱き上げ、病院の外に出して、妻に連れて帰るようにいいました。
その姿を見ていた病院職員が「お父さんだね」といって感心していた様子が印象的でした。
その後、娘は病院にきても泣くことはありませんでした。